特集 認定看護師教育課程[訪問看護]のすべて
―大分県立看護科学大学看護研究交流センター―訪問看護認定看護師教育課程について
小野 朱美
1
1大分県立看護科学大学看護研究交流センター
pp.550-554
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101365
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急速な高齢化による疾病構造の変化や介護ニーズの増大は,医療保険・介護保険制度等の改革を余儀なくし,施設中心から在宅重視のケアシステムへの政策転換につながってきている。医療機関の平均在院日数は大幅に短縮化し,訪問看護領域にも医療依存度の高い療養者が増加してきた。一方では国民の医療に対する意識やニーズも多様化し,自己決定やサービスの選択,生活やQOLに対する価値観も変化してきている。
このような医療,保健に対する国民のニーズに対応したサービス提供能力が訪問看護師に求められている。さらに専門的な看護技術・質の高い看護実践ができ,地域で活動する保健医療福祉分野の人々と連携しながら,対象者の最も身近な場所で療養生活を支える看護職として的確なリーダーシップを発揮することも期待されている。
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