98年度新設大学院紹介
大分医科大学大学院医学系研究科看護学専攻(修士課程)
豊澤 英子
pp.652-653
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901891
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はじめに
大分医科大学医学部看護学科は,健康―病気を問わず,人々が心身ともに健康な生活を営めるよう,適切な看護を行うことができる高いレベルの知識と技術の習得を促し,さらにそれを支える豊かな人間性を備えた人材の育成を目的として,1994(平成6)年に開学された.学部申請の時点より,第1期生が卒業する平成10年には大学院を開設することが努力目標としてあげられていた.
準備段階では,大学院の目的と看護教員の準備が大きな課題となった.日本においては,伝統的に大学院修士課程の目的は研究者養成におかれ,上級の実践者養成を目指したものではなかったため,全学的な委員会(看護学科,一般教育および医学科)において,看護学専攻修士課程における高度専門職育成の必要性に関するコンセンサスを得ながら,教育課程を構築していく作業が必要であった.
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