連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 技術教育のあり方
石田 昌宏
1
1日本看護連盟
pp.501
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100691
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看護基礎教育で学生にもっと看護技術を身につけさせて欲しい,という声が臨床現場に強い。臨床では,平均在院日数の短縮,患者の高齢化・重症化,医療の高度化,医療安全の確保,患者の人権への配慮など,さまざまな理由から看護業務が複雑化,高密度化している。それだけ正確な技術を複数同時に提供しなければならないため,経験者にとっても緊張を強いる場面が増えている。新人看護師にとってみれば,技術に自信がないまま臨床に出て,求められるレベルとのギャップを感じているだろう。
このような状況の改善をめざして,厚生労働省は「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会」を開き,先ほどその報告書がまとまった。
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