訪問ほっとらいん
モニタリングをテーマに第1回日本MDS学会が開催される
本誌編集室
pp.108
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100620
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
MDS方式の普及と研究を目的として2002年3月に発足した日本MDS学会第1回総会・学会が11月16日,東京信濃町の慶應義塾大学医学部講堂で開かれた。参加者は約100名。学会では学会長の池上直己氏(慶應義塾大学医学部教授)による基調講演,シンポジウムなどが行なわれた。
基調講演「国際的なインターライの動向と日本」で池上氏は,米国のナーシングホームでその使用が義務づけられているアセスメント/ケアプラン作成指針であるMDS,RAPs(邦訳『MDS2.1在宅ケアアセスメントマニュアル』,医学書院)がどのようにしてできたのか,また,そこに集まった研究者たちを核にして組織化された学際的・多国籍研究者グループinterRAI(インターライ)設立の経緯と活動状況を紹介。その中で,日本での介護保険制度創設の動きと,インターライがMDS,RAPsをベースにその在宅版,MDS-HC,CAPs(邦訳『MDS-HC2.0在宅ケアアセスメントマニュアル』,医学書院)を開発しつつあった時期が重なったために,4割の検証作業が日本で行なわれたという興味深い事実などにもふれた。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.