連載 つなぐ―親子2代・4
福祉
田中 光子
1
,
山本 恵子
1
1特別養護老人ホーム健光園
pp.343
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100437
- 販売していません
- 文献概要
1960年代から,保健師として家族計画指導や乳幼児保健の仕事を担ってきた田中光子さん。自転車で地域をまわる中で目にしたのは,バスや電車を乗りついで保育園に乳児を預け,それから職場に向かう若いお母さんたちの姿だった。その疲れきった様子に,「地域に保育園があれば」と,1970年,光子さんは自宅で無認可保育園を始める。その後,1978年に,近隣の市に認可保育園をオープン,さらに1980年にも1つ。
その合間に「高齢者のための施設をつくろう」と,夫の健一郎さんと土地を探すこともした。健一郎さんは闘病の後,亡くなってしまったが,光子さんはその遺志をついで,1995年に特別養護老人ホーム健光園をオープン,現在70名がここで生活をしている。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.