特集 アロマセラピーを取り入れた看護実践
緩和ケア病棟でのアロマセラピー―その具体的な進め方と継続の秘訣
石塚 朝子
1
1日本赤十字社医療センター緩和ケア病棟
pp.195-199
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100404
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アロマセラピーとの出会い
私がアロマセラピーに初めて出会ったのは,2000年のイギリス旅行でした。この旅行は看護師向けに企画されたツアーで,ホスピスの見学とアロママッサージの体験,ホスピスでどのようにアロマが活用されているかの説明が,現地のセラピストから受けられる,といったオプションがついていたのです。
それまでの私はとくに香りに興味があるわけでもなく,ただイギリスに行けるからという理由で参加したので,強い目的意識もありませんでしたが,現地で初めて受けたアロママッサージは大変心地よい体験でした。濃度が高すぎたのか終了後は低血圧状態となり,ベッドで休んでいたというオマケもつきましたが。
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