特集 在宅療養の継続と訪問看護の役割
自宅へ退院する患者の現状と今後―退院調整の現場から
御園生 妙子
1
1北里大学病院総合相談部
pp.568-572
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100287
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入院診療は高速回転
医療制度改革により現在の退院事情は急速に変わってきた。特に急性期病院における退院患者は医療依存度が高く,在宅での支援サービスを必要とする患者が急増している。
北里大学病院は,神奈川県北部に位置する人口63万,高齢化率14.6%の中核都市である相模原市にあり,1033床を有する特定機能病院である。2003(平成15)年から診断群別包括評価制度(DPC)を取り入れ,クリティカルパスを用いながら医療の標準化や診療の効率化を図ってきた。在院日数は年々短縮し,2004(平成16)年度は15.7日,病床回転数1.9であった。
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