特集 阪神・淡路大震災が看護に問うもの
外傷反応の理解と対策
Patricia R. Underwood
1
,
勝原 裕美子
1
1兵庫県立看護大学
pp.219-223
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902190
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自然災害の余波の中で,傷ついた人々へのケアが医療の専門家に求められている.専門家たちは,自身も犠牲者であるにもかかわらず,自分たちのことはさておき,ケアを提供することに目を向けている.そのように訓練されてきたし,人々もそれを当然のごとくに考えている.
今回,看護職もまさにそのとおりであった.しかし,多くの他の医療従事者と同様,看護職も,外傷反応や災害による心理的なプロセスについての知識をほとんど,あるいはまったく持ち合わせてはいなかったのである.
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