特集 安全管理の視点から看護業務を見直す
[インタビュー]医療安全への取り組みを形骸化させないために―医療安全教育の可能性
橋本 廸生
1
,
増野 園惠
2
1横浜市立大学医学部附属病院医療安全管理学
2兵庫県立看護大学教育・管理看護学
pp.596-602
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902138
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医療安全教育の手応え
増野 今年の診療報酬改定などにも示されたように,病院は組織的に安全管理について取り組むことが必須となりました。私は,看護学生を現場に送り出す立場から,どのような教育が現場の安全につながるのか,関心を持っています。
本日は,医療安全管理学をご専門とし,医学教育に携わると同時に横浜市立大学医学部附属病院で安全管理体制の責任者を務めておられる橋本先生に,医療安全教育が臨床の組織を動かす可能性について,実際の取り組みを中心におうかがいしたいと思います。
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