緊急レポート
新たな価値づくりを可能にする"場"としての「老人訪問看護制度(老人訪問看護ステーション)」をめざして
外口 玉子
1,2
1衆議院
2日本社会党
pp.40-43
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901863
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はじめに
いま,私たち看護職能を取り巻く社会状況は変わりつつあります.そして,新しい試みをしやすい"場"をつくれば,問題意識を持った看護者たちが集まることができ,持てる力を発揮し,より自律性をもった看護ケアの提供を可能にするでしょう.
もうすでに,全国各地で志をともにする看護者たちがさまざまな形で,従来の施設内サービスの枠をこえた看護サービスの提供を地域に根づかせ始めています.私たちはこうしたケアの時代ともいうべき確かな流れを味方にして,旧態依然の病院を中心とした医療構造から解かれた「看護ケアシステム」を早急に確立していくことが必要です.
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