特集 どんな看護方式を選ぶ?
病棟の看護方式変革を支援するための委員会活動
松田 美佐子
1
,
塩谷 善子
1
,
安藤 智美
1
,
福丸 恵子
1
,
小林 いつよ
1
,
太田 珠美
1
,
東 克子
1
,
上島 恵子
1
,
一木 順子
1
1日本大学医学部附属板橋病院
pp.256-262
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901605
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はじめに
当院では,1998年4月,「看護の質の向上」と「看護婦のやりがいを高める」ことを目的に,全病棟の看護方式をモジュール型プライマリーナーシングへの変革を推進するために看護方式検討委員会を設置した。しかし,病棟ごとの特殊性などから,いきなり全病棟の看護方式を統一するには無理があった。そこで,委員会として「プライマリーナーシング」「モジュール型プライマリーナーシング」「固定チームナーシング(継続受け持ち方式)」「固定チームナーシング(固定チーム方式)」の4種類の看護方式導入を推奨した。そして,どの看護方式を選択するかは,病棟管理者が病棟の特殊性や看護職員の年齢構成など種々の条件を考慮した上で決めることとし,委員会はその実施を支援する活動を開始した。
現在,全病棟の看護方式を統一するには至っていないが,3年間の委員会活動を振り返って,めざす看護方式の導入に向けて委員会の果たしてきた支援活動について報告したい。
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