特集 院内感染管理システムの再構築
米国の院内感染対策を見て―今しなければならないこと,これからすべきこと
上田 多加子
1
,
上羽 悟
2
1公立南丹病院放射線科
2公立南丹病院ICU
pp.30-33
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901074
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はじめに
私たちは1999年7月11日から8日間,米国感染管理研修ツアーに参加した。この研修ツアーに参加したのは全国からのナース8名,関連企業からの参加者4名,そして主催者の合計13名で,研修施設はロサンゼルスにあるハンティントン記念病院であった。
私たち2人は,当院の2002(平成14)年度の新病棟増築にあたり,感染管理の進んでいるアメリカではどのような設備が整っているのか,またスタンダード・プリコーションは実際どのように行なわれているのかについて関心を持ち,自分の目で確かめたい,「百聞は一見にしかず」という思いでツアーに参加した。
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