特集 患者にとっての退院を考える
〔インタビュー〕患者の理解を得るために
東 美智子
1
1青梅市立総合病院看護部
pp.255-262
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900983
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当院は505床で,東京都西多摩地域の急性期医療施設としては最大です.自治体病院として,高度・特殊・先駆的・不採算医療を担い,西多摩地域の中核病院としての機能を発揮することが期待されています.1997(平成9)年度のベッド稼働率は96%でした.平均在院日数は年々短縮されてきていますが,いまのところ17日ぐらいです.看護職員は常時約320人で,そのほかに看護助手が20人います.新看護体系2対1のA加算をとっています.
経営的にはずっと良好な状態で,ここ数年赤字になったことはありません.病院運営の基本姿勢として,「清潔,親切,信頼,自立」というモットーを掲げていますが,この中の「自立」が,財政運営上の姿勢を表わしています.市の税金をあてにしない,補助金にあまり依存しないという思いですね.したがって,看護部のスタッフもベッド稼働率の向上などに熱心に取り組み,病床管理は婦長たちが率先してやっています.
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