連載 ベスにふれて―病棟間交流がもたらしたもの・1【新連載】
支え,支えられること
加藤 光寳
1
1新潟県立看護短期大学看護学科
pp.636-639
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900872
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連載を始めるにあたって
東京大学医学部附属病院看護部の1つのフロア(整形外科病棟)では,1990年から1997年まで看護の研修を海外において行なってきた.毎年2,3名ずつ参加し,1997年度までに参加したスタッフの数は延べ16名になった(うち,離職・進学したが,研修には自主的に参加している者も含む).この研修は個人の年次休暇で自主的に参加するもので,期間は長くても3週間であった.これは,看護部の研修ではなく,1つの看護単位が任意に実施したからである.
研修病院は,米国・ボストンにあり,マグネットホスピタルの1つとして広く知られている,ベス・イスラエル病院の看護部整形外科ユニットである.ベス・イスラエル病院は,1916年にユダヤ人のために設立され,現在はすべてのアメリカ人に開かれている病院である.1996年には,合併してベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターとなった.
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