新人看護職議員の永田町だより いま,国政の場では―看護職出身の2人の国会議員による活動日記
休会中の永田町アレコレ
清水 嘉与子
1,2
1参議院
2自由民主党
pp.394
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900137
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参議院選挙も終わり,8月の初めには本会議場の議席の指定や委員会の所属などを決める短い国会が召集されました.私達は一年生に前列の席をゆずって一歩後ろの席へ格上げ,偶然にも南野議員の席は私がこれまで座っていた席になりました.委員会も厚生・決算委員会変わらず,国民生活調査会の理事も引き続きとなりました.
その後国会は長い休会に入りました.休会中と言えども8月末には恒例となっている来年度概算要求を検討する看護問題小委員会と婦人対策特別委員会を開催,これは委員長の責任として欠かすことはできません,来年の看護関係予算の中では文部省が国立大学の看護学科の創設に力を注いでいるのが目立ちます.山形,富山,佐賀のいわゆる新設医大にはこれまで付属の看護学校もなく,看護問題小委員会でもしばしばいろいろな議員から指摘を受けていましたが,来年は一挙に看護学科というのですから驚きです.また長いこと懸案になっていた大阪大学の医療技術短大も4年制への転換を図ります.まだ予算要求の段階ですので,ぜひ実現に向けて年末の予算案づくりには強力に応援しなければと思っています.婦人対策の中ではパート労働者の問題や介護休暇制度の普及,保育所問題,農村婦人対策など女性の社会参加を促すための施策が盛りだくさんです.都会育ちの私には農村婦人の抱える問題などがなかなか実感できないので,一度農家のお母さん,お嫁さんに会いに行きたいと,今計画中です.
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