特集 2024年度診療報酬改定 流れを読み,今後に備える
識者が読む2024年度診療報酬改定
ポスト2025年(2040年)を見据えた未来予想図を描こう
宇都宮 宏子
1
1在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス
pp.498-500
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202676
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私は,各地域での入退院支援,在宅療養移行支援を活動の軸に2012年に独立起業しました。日本のさまざまな地域で,病院・在宅・施設等で従事する看護ケア職と共に,その地域の強みを活かした地域包括ケアシステム構築に向けて活動してきた12年でした。
2024年の報酬改定は,2025年に向けた医療・介護・福祉政策の総仕上げとしてのトリプル改定となりました。その結果,「医療と介護サービスの連携」「医療と障害福祉サービスの連携」が意図され,この観点から入退院支援の評価項目にも変更があり,入院前から退院後までの医療・介護・福祉の連携強化がこれまで以上に求められることとなりました。
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