特集 コロナ禍での看護管理者の倫理的苦悩 振り返りを通じた「癒し」と「許し」
—【第27回日本看護管理学会学術集会講演録】—Steadying the Nursing Profession Through the Storms: An Ethical Practice
キャサリン・ブラウン-ザルツマン
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1Ethics of Caring, UCLA School of Nursing DNP Program, Ethics
1Ethics of Caring, UCLA School of Nursing DNP Program, Ethics
pp.38-44
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202571
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2023年8月25日に開催された,第27回日本看護管理学会学術集会におけるキャサリン・ブラウン-ザルツマン氏の海外招聘講演「Steadying the Nursing Profession Through the Storms: An Ethical Practice(嵐を乗り越えて看護職を安定させる:倫理的実践)」では,新型コロナウイルス感染症のパンデミックが明確化した看護における苦悩が共有された。これらに立ち向かうためには,目前のニーズだけでなく将来を見通し,現状の評価を行い対応することが必要だ。医療機関内で直面する無数の問題に対処する全ての看護管理者にとって指針となる看護倫理と,自己への許しの必要性が語られた。
本稿では,その講演録をダイジェストで紹介する。
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