特別記事
看護管理者のキャリアを生かした「ゴールドナース」の活躍
齊野 尚美
1
1神戸低侵襲がん医療センター
pp.518-522
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202412
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近年,少子超高齢化による労働人口の減少や看護職員の平均年齢の上昇などにより,看護職員の人材確保と定着がますます課題となっている。また,人生100年時代と言われる中,キャリアや豊富な経験を生かして定年退職後も社会に貢献することが看護職においても求められている。
神戸低侵襲がん医療センターでは,「ゴールドナース」という名称で,定年退職後の看護師を雇用している。他施設にて看護管理者経験のあるゴールドナースは,看護部長のサポートや相談業務などを担い,多岐にわたって活躍している。
本稿では,雇用に至る背景や準備,その活躍の様子を紹介する。自施設での活用を検討する上で,また,看護管理者のセカンドキャリアを考える上で参考になれば幸いである。
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