連載 次世代を担う看護管理者の育成 看護管理者研修から見える未来・6
鳥取大学医学部附属病院 組織文化を創造する次世代のミドルマネジャーの育成—アウトカムマネジメントによる看護部経営質評価会議の運営転換
渡邊 仁美
1
1鳥取大学医学部附属病院 看護部
pp.246-250
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202111
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鳥取大学医学部附属病院看護部の特徴
鳥取大学医学部附属病院(以下,当院:表1)の看護部は,1991年から診療科ごとに病棟・外来を同一の看護単位が管轄する「病棟・外来一元化」を導入し,重症度によって患者が病棟を移動するPPC(Progressive Patient Care)体制と呼ばれる看護体制による運営を開始し現在に至っている。
また,1994年に看護のインフォームド・コンセントについて活動を開始し,「鳥大版患者参画型看護(マイナースシステム)」を構築した。これは,患者・家族が抱えている問題を看護師と話し合い,問題解決のための目標設定,プランの立案,評価に参画することで,満足のいく看護ケアを提供するシステムである。
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