実践報告
看看連携ネットワークにおける「認定看護師等リソースナース活用制度」の取り組み—焼津市における看護・介護の質向上を目指して
古井 知恵子
1
,
塩沢 嘉乃
1
,
山梨 美鈴
1
,
内田 聡美
1
,
松本 志保子
2
,
中村 益代
3
,
望月 節子
4
,
増田 直樹
5
,
鈴木 有貴
6
1焼津市立総合病院 看護部
2医療法人社団正心会岡本石井病院 看介護部
3医療法人社団駿甲会甲賀病院 看護部
4医療法人社団高草会焼津病院 看護部
5医療法人社団綾和会駿河西病院
6焼津市地域包括ケア推進課
pp.1106-1109
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201743
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はじめに
焼津市(以下,当市)は,静岡県中部地区に位置する人口約14万人,高齢化率29.1%の地方都市である。当市では,市内の看護職による看看連携ネットワーク「焼津が看護でつながる会」(以下,つながる会)を,2019年度の静岡県看護協会「看看連携を基盤とした地域包括ケア推進支援モデル事業」1)を契機に発足した。構成メンバーは,病院5施設と行政の各看護代表者10名から成る。
つながる会では,市内の看護職の顔の見える関係づくりで連携を強化することにより,地域包括ケアシステムの推進に寄与することを目標に掲げ活動している。本稿では,その活動の1つである「認定看護師等リソースナース活用制度」について,運用を開始した2019年9月から,新型コロナウイルス感染症の拡大により活動を一時中止した2020年3月までの期間の活動を中間報告として報告する。
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