巻頭 大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために ・10
日本赤十字看護大学大学院
安部 陽子
1
,
前田 久美子
1
,
若林 稲美
2
,
合澤 葉子
1
1日本赤十字看護大学大学院 看護管理学領域
2日本赤十字社武蔵野赤十字病院
pp.787-791
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200796
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大学院および領域の特徴や魅力について,教員の立場からご紹介いただきます。
本学の歴史1,2)
日本赤十字看護大学(以下,本学)には1890(明治23)年に開始された日本赤十字社病院での看護婦養成を起源とした127年の歴史があります。当初,東京飯田町にあった日本赤十字社病院は,1891年に南豊島郡渋谷村(現・渋谷区広尾)に移転しました。それに伴い看護婦養成所も移転し,その後の広尾キャンパスに発展します。
1946年には,占領軍の命により聖路加女子専門学校と日本赤十字社中央病院(旧・日本赤十字社病院)の養成所を統合した,東京看護教育模範学院が設立されることになりました。このとき,新教育体制として文部省に日本赤十字女子専門学校の設置申請を行い,病院における看護婦養成が終了しました。1953年に東京看護教育模範学院が解散され,翌1954年に日本赤十字女子短期大学が設立され,そしてこの短期大学は1966年に日本赤十字中央女子短期大学に改称されました。
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