特集 認知症を持つ患者の意思決定支援
日常的なケアへの拒否と同意—不同意メッセージとユマニチュード®から考える
伊東 美緒
1
1東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム
pp.458-462
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200717
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本特集の総論では主に認知症を持つ人の治療場面における医療行為への同意について考察されたが,日常の看護ケアの提供場面においても同意は重要であり,これに苦悩する看護職は非常に多い。そこで本稿では,認知症を持つ人の尊厳を守り,意思を尊重するためのコミュニケーションの方法論について,認知症を持つ人への看護・介護研究の成果から,「不同意メッセージ」と「ユマニチュード」の2つの視点で考察する。
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