連載 看護管理者としてよりよく生きるために 倫理課題とどう向き合うか・11
倫理的なリーダーシップとは
勝原 裕美子
pp.360-364
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200439
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前回は,よかれと思って意思決定したことが,思わしくない結果を招いたり,時には倫理的に問題になる状況をもたらす可能性について述べた。それでは,一体どうあれば倫理的に意思決定したと言えるのだろうか。そして,倫理的にリーダーシップをとるとはどういうことなのだろうか。
結果の如何にかかわらず,意思決定の意図やプロセスが倫理的であれば,倫理的なリーダーシップと言えるのだろうか。それとも,倫理的に望ましい結果をもたらすことが倫理的なリーダーシップなのだろうか。そもそも高潔で公平な人がリーダーになれば,倫理的なリーダーシップがとれるのだろうか。リーダーになれば倫理的であるように努力を重ね,やがて倫理的なリーダーシップをとるようになるのだろうか。
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