連載 実践! インストラクショナル・デザイン 効果的・効率的・魅力的な人材育成を目指して・12
参加したくなる研修
浅香 えみ子
1
1獨協医科大学越谷病院 看護部
pp.350-353
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200168
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ここまで,既存の研修をインストラクショナル・デザイン(ID)の方法を使って,再構築してきました。研修スケジュールを決定するまでには,目標や学習課題,方法を決定するための分析に多くのエネルギーを使いました。研修をリニューアルするには,ロバート・メーガー1)の下記の問いに答えてみると,改善のポイントが意外と簡単に見つかります。
“Where am I doing?”(どこに行くのか?):学習目標
“How do I know when I get there?”(たどり着いたかどうかをどうやって知るのか?):評価方法
“How do I get there?”(どうやってそこに行くのか?):教育方法
IDを用いて研修を効果的・効率的・魅力的にする作業をしてきましたが,院内研修はIDだけで全てが改善できるわけではありません。また,もっとよい方法もあるかもしれません。IDを研修改善の一手段として知っておくと有用だと理解してください。
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