NAレポート
―聖路加市民アカデミー2012開催―「自分らしく生きる」を支えるために
pp.51
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102669
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去る10月22日,聖路加看護大学アリス・C・セントジョンメモリアルホールにて,聖路加市民アカデミー「自分らしく生きるための心の準備」が開催された。
開会の挨拶において福井次矢氏(聖路加看護学園理事長)は,聖路加国際病院では3年前から「私のリビングウィル」という,終末期治療について自らの意向を示すための用紙を数千人に配布しているが,実際に電子カルテに記載しているのは44人しかいないという現状を述べた。医療者だけががんばっても,よりよい医療を提供していくことはできない。市民講座などを通して,医療を受ける側の意識変化を促すことも病院の果たすべき重要な役割といえる。
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