連載 専門看護師の臨床推論・6
患者の「家に帰りたい」思いをかなえるための調整力
田代 真理
1
,
大生 定義
2
,
井部 俊子
3
1聖路加看護大学看護実践開発研究センター
2立教大学
3聖路加看護大学
pp.500-503
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102464
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終末期がん患者の在宅移行は,患者の「帰りたい」という希望だけでは円滑にいかないことが多い。患者の希望をかなえるためには,家で介護する家族が在宅療養を受け入れられるような関わりが大切になってくる。退院のタイミングを逃さないように患者の病状と家族関係を見極めながら,在宅生活をイメージし,必要なケアやサービスを調整していくことが重要である。
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