特別記事
―東日本大震災で病院建物が大損壊―強力なリーダーシップのもと,職員一丸となって病院復興をめざす―財団法人星総合病院
藍原 寛子
pp.985-989
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102224
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3月11日の東日本大震災は,東北3県を中心とする病院,診療所など医療機関にも甚大な被害が及んだ。特に,東北有数の総合病院,星総合病院(福島県郡山市)は病院建物が大きく損壊し,深刻な状況に陥った。大きな揺れが襲った当日,病院建物が大きく壊れ,医師,看護師,コメディカルらは直後から,外来患者の安全な誘導,入院患者の屋外搬出から転退院,搬送などに追われた。病院機能が一時完全に停止したなか,スタッフはどう連携し,そして今,再建に向けてどう取り組んでいるのか(表)。星北斗理事長,木島幹博院長,大内宏子法人看護部長,佐藤美重総看護師長らに,当時の状況と,再建への取り組みを聞いた。
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