書評
病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方―IDATEN感染症セミナー
島田 恵
1
1首都大学東京大学院 人間健康科学研究科
pp.930
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102213
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治療を理解して,看護を展開するために
アセスメントのプロセスから治療を理解する
感染症治療は医師にとって難しいだけでなく,看護師にとっても時としてわかりにくいものです。しかし,抗菌薬治療の指示を受けて最終的に患者に投与する看護師も,責任の一端を担っているのは明らかであり,根拠を知らないでは済まされません。
本著は,日本感染症教育研究会(IDATEN)が日本の感染症診療と教育を普及・確立・発展させるために行なってきた活動の柱である「IDATEN感染症セミナー」(年に2回,夏と冬に開催)の内容がまとめられた書籍の第2弾です。病院内の各診療科でよくみられる事例から,感染症治療のエキスパートたちがどのような視点でアセスメントし,治療方針を決定してくかを知ることができます。
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