特別記事
イギリスのがん患者相談支援施設,マギーズ・センターの建築の重要性―患者を尊重し,癒す“第二のわが家”
佐藤 由巳子
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1佐藤由巳子プランニングオフィス
pp.492-495
発行日 2010年6月10日
Published Date 2010/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101759
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白十字訪問看護ステーションの統括所長,秋山正子さんの突然のメールによる誘いで,昨(2009)年2月,初めてイギリスのがん患者相談支援施設「マギーズ・キャンサー・ケアリング・センター」(Maggie's cancer caring center:以下,マギーズ・センター)を訪問しました。
秋山正子さんは,その前年の11月末,東京のシンポジウムでマギーズ・センターの存在を知り,急き立てられるように行かなければと思ったようです。同じく誘われた宮崎の「かあさんの家」(既存住宅を利用したグループホーム)の主宰者,市原美穂さんの返信には「旅はどこへ行くかより,誰と行くかが重要です」と先約の合間を縫って参加するとありました。
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