連載 ビジョナリーホスピタル――将来の医療を見据えて・3
[座談会]医療法人社団永生会 質の高い慢性期医療を軸に地域住民の健康を守る
安藤 高朗
1
,
宮澤 美代子
1
,
安藝 佐香江
2
,
佐々木 淳
3
1医療法人社団永生会
2医療法人社団永生会永生病院看護部
3医療法人社団永生会南多摩病院看護部
pp.181-185
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101689
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医療法人社団永生会は約50年にわたり,東京・八王子で慢性期および在宅医療を提供し,昨年には公的急性期病院の経営を承継した。全日本病院協会,日本慢性期医療協会などの要職を歴任し,わが国における質の高い慢性期医療の提供に貢献している理事長・安藤高朗氏と各看護部門のトップに,現状の課題と今後の展望について話を伺った。
永生会はどのような医療を構築してきたか
――永生会,永生会グループの中心的な施設である永生病院の沿革についてお話しください。
安藤 永生病院は国民皆保険制度が施行された1961(昭和36)年に高齢者医療専門の個人病院として,現在の東京都八王子市に病床数21床でスタートしました。5年後には老人内科,精神科を標榜し,病床数も300床に増床しました。
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