増刊号特集 ワーク・ライフ・バランスを実現し,成果を上げるマネジメント―多様な働き方と人事制度に焦点をあてて
[看護コンサルタントより]看護職のワーク・ライフ・バランスを支える多様な働き方の可能性
深澤 優子
1
1株式会社Medical CUBIC
pp.641-645
発行日 2008年7月26日
Published Date 2008/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101262
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
少子高齢社会の急速な進展により,社会システムのさまざまな変革が求められている。看護職をとりまく環境においても日本看護協会では,「専門職として生活者として働く」をキーワードに働きがいと適切なワーク・ライフ・バランスの実現によって看護職の確保・定着に力を入れている。
看護職は,女性の割合が非常に高い職業集団であるが,看護に限らず,今後の雇用や労働を考えるには女性の働き方と活用をどう実現するかが非常に重要である。いま求められているのは,単純な育児支援をはじめとした支援策だけではなく,「キャリアそのものもサポートできる」システムである1)。ここでは,「ワーク・ライフ・バランス(以下,WLB)」にフォーカスして,多様な働き方の可能性について述べたい。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.