焦点 看護管理者の実践を理論で振り返る
中央調乳のシステム化をめぐって
藤崎 民子
1
1神鋼ケアライフ
pp.312-314
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100821
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これからご紹介するのは,私がある病院の看護部次長として,新病院設立の際に出合った事例です。
当時,その病院は西日本一の病院になろうという大きな構想があり,新病院移転に併せて,21世紀に向けて医療・看護のあり方を変えようとしていました。その前提として,1つには,臨床の場での人々の生命と生活の質の保証,特に「生活の場」の確保を重視し,それに携わる看護職は,質の向上を考えるべきであること。2つには,専門技術と統合的に医療機能に生かすチーム医療を実践すること。3つ目には,医療の質の向上と,経済性を考えること。それから,競争です。地域から選ばれるような病院となることをめざしていました。
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