特別記事
諸外国における看護情報の活用と看護の質向上・2 豪州LCMヘルスケア・カルバリー病院のリスク管理
武村 雪絵
1
,
松谷 千枝
2
,
山岸 まなほ
3
,
菅田 勝也
4
1東京大学大学院医学系
2東京大学大学院医学系研究科
3広島大学大学院
4東京大学大学院
pp.1014-1020
発行日 2005年12月10日
Published Date 2005/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100278
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はじめに
LCMヘルスケア(Little Company of Mary Health Care)は,豪州の5つの州・準州で,公立病院,私立病院,高齢者居住施設など9つの保健医療施設を有するカトリック組織であり,先駆的なリスク管理活動が評価されている。われわれは2003(平成15)年11月,LCMヘルスケアの1施設であるカルバリーヘルスケア首都特別地域病院(以下,カルバリー病院)の質リスク管理責任者(Quality Risk Manager)や臨床改善担当職員から,質管理やリスク管理の仕組みについて話を聴くことができたので,紹介する。
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