特集 2006年診療報酬改定と医療制度改革を読む
[座談会]2006年診療報酬・介護報酬改定と医療制度改革の流れをどう読むか
伊藤 雅治
1
,
古橋 美智子
2
,
山本 智昭
3
,
奥村 元子
2
1全国社会保険協会連合会
2日本看護協会
3NTT東日本関東病院運営企画部
pp.420-426
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100081
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大がかりな医療制度改革の狙いは
奥村 私はこの10年余り,看護関係の診療報酬の動きを看護の現場に伝える仕事をしてきた経験から,今日は皆様方とご一緒できるのを大変楽しみにしてまいりました。最初に,自己紹介を兼ねて少しお話をいただければと思います。
伊藤 私は1971(昭和46)年に旧厚生省に入省しました。きっかけはインターン廃止闘争に参加したことで,日本の医療制度に直接関わる仕事がしたいということでした。以来30年同省で務め,医政局長として第4次医療法改正と臨床研修必修化が最後の仕事になりました。現在は,全国社会保険協会連合会(全社連)で全国52の病院経営を任される立場です。現場から,看護問題を含めて医療をどう考えていけばいいのかを今日出席の山本さんたちと一緒に勉強しています。
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