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特集 国際シンポジウム「家族看護学研究の動向:患者と家族のQOLの向上と看護の充実をめざして」
第I部 母子看護における家族看護学研究の動向
基調講演:家族看護学研究の将来
The Future of Family Nursing Research: Interventions, Interventions, Interventions
Lorraine M. Wright
1
,
Janice M. Bell
1
1カナダ・カルガリー大学
pp.89-101
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900182
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はじめに
千葉大学において博士課程が開設した,その記念行事として「家族看護学研究の動向-患者および家族のQOL向上のための看護の役割」をテーマにシンポジウムを開催されることは先見の明あることと思います。
まさに看護の将来であると思われるこのシンポジウムのテーマは,看護の領域をさらに拡げて,ただ単にある個人に的を絞っていくというそれ以上のことをしていこうということです。病気になったときは,ただそれがその個人に影響を及ぼすだけでなく,そういった病から起こってくる感情的な,また肉体的な苦しみに個人だけでは対処していけないわけです。ですからこのテーマが必要であって,私はここで博士課程の開設とともにこのすばらしいテーマを選ばれたことに対してお祝いを申し上げたいと思います。
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