特集 イノベーション研究を始めよう—テクノロジーが拓く看護ケアの可能性
テクノロジーの活用の実際(終末期の看護)
終末期がん患者における非接触型機器から得られるデータとカルテ・看護記録の活用
生田 花澄
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1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士一貫課程3年
pp.384-394
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202011
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産学連携研究への挑戦
筆者は,大学院修士課程1年生の時に,大阪大学と大手エアコンメーカーとの産学連携研究に参加させていただきました。元来,産学連携やイノベーションに興味のあった筆者は,修士課程1年で研究の知識も不十分ではありましたが,大規模な産学連携研究に挑戦できる機会はあまりないため,とてもよいチャンスであると考え,挑戦しました。研究を進める中で,看護研究とは何か,また統計や疫学について学習する日々でしたが,プロジェクトチームの先生方に支えていただきながら,研究を遂行することができました。本稿では,非接触型機器を用いた産学連携研究の実施を通じて得た筆者の経験を記していきます。
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