連載 —若手研究者による若手研究者のための—英語論文執筆のTips・2
海外ジャーナルの投稿ガイドライン
植木 慎悟
1
1九州大学医学研究院保健学部門
pp.102-109
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201967
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連載第1回では,看護研究を英語論文として投稿する意義について説明したが,第2回では,投稿先のジャーナルではどのようなことが求められているのかを示す投稿ガイドラインについて記すことにする。英語論文といえど,日本語論文と大きな違いがあるわけではない。しかし,国際誌であるがゆえに必要となるルールも存在する。
現在,「Nursing」のカテゴリーにおいてインパクトファクター(Impact factor:IF)がつくジャーナルは181件ある。その中で最もIFが高いジャーナルは,International Journal of Nursing Studies(IJNS)である。IJNSは世界最大の学術誌出版社であるElsevier社からの出版である。このNursingのカテゴリー内でも,同社から出されているIF付きジャーナル数は38件と最も多い。個々のジャーナルごとにそのガイドラインは異なるため,実際に投稿する際には目指すジャーナルのWebサイトに掲載されたガイドラインを熟読してから論文作成に進んでほしいが,共通する事柄もあるため,今回はIJNSの投稿ガイドラインを例に,説明していきたい。
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