焦点 衣服と看護に関する研究
Conference・素材
入院患者の寝衣の実態とその検討
藤原 美恵
1
,
半田 武子
2
1大阪逓信病院
2大阪北野病院
pp.117-127
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200453
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はじめに
衣食住は,人間生活における要素といわれている。その中の一つである衣について,看護婦が看護の立場から,どのような援助をしているかをみると,特殊な疾患や病状における着脱の便利さを主眼としたレポートはみられるが,患者と衣生活とのかかわりについての検討は少ない。
衣生活についての看護援助のあり方を考えていくためには,社会学的立場からの研究や心理学的立場からの研究の活用は無論であるが,看護とは何かを考えての衣に関する検討をする必要がある。そこで入院患者の衣の実態をとらえ,その衣生活のあり方を検討するため,寝衣を中心に調査したので報告する。
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