調査研究
高校衛生看護科教員と生徒の実態調査
中島 紀恵子
1
,
前原 澄子
1
1千葉大学教育学部・特別(看護)教員養成課程
pp.267-280
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200350
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はじめに
1963年(昭和38年)に神奈川県下に衛生看護高校が設置(開校は翌1964年4月)されて以来,1972年(昭和47年)3月現在,全国の高校衛生看護科の数は,公立51校,私立55校,計106校に及んでいる。
この衛生看護科の発足をめぐって,当初さまざまな論議があった。論議の内容はおよそ2つに分けることができる。1つは,衛生看護科の設立が,看護教育制度全体のレベルを上げることにつながるかという点である。もう1つの点は,高校の職業教師の1課程として衛生看護科をどう意義づけるかという,設置に関連した事項についてであった。
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