Japanese
English
焦点 手術を前にした患者の看護
海外論文
術前患者への看護介入Ⅰ—組織的及び非組織的な術前ティーチングの効果
Nursing Intervention with the Presurgical Patient : The Effects of Structured and Unstructured Preoperative Teaching
Carol A. Lindeman
1
,
Betty Van Aernam
2
,
内海 滉
3
1Eau Claire Luther病院看護研究部
2Eau Claire Luther病院
3千葉大学教育学部
pp.208-220
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200346
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
看護従事者は,一般病院の厳しい環境の中にあって,あまりにも長い間,現実の臨床実践を組織的に,討画的に研究し,評価する機会に恵まれなかった。臨床看護における実践的進歩の多くは,研究による知識よりは,むしろ,直観による思考,あるいは仕事の環境に由来する圧力に基づくものであった。従来の臨床に関する研究は,多くの場合,実際の看護の場とは程遠い教育機関の援助により,かつその指導のもとに行なわれてきた。従って,第一線に働いている看護婦にとって,その研究計画並びに実施が自分達とは無関係なため,研究成果の有効性には疑問を抱き,証明された望ましい改善案を実施する意欲を示さない。
術前患者に対する看護婦の介入を扱う本研究は,しかしながら,その研究の計画と実施において第一線の看護婦が直接に参与したものである。すなわち,調査に関するアイデアは看護婦側から提案されたもので,これに計画者が研究確立のための必要な専門知識を補足した。かかる形式において,看護婦は実際にこの看護ケア改善研究の有効性を吟味することに参与し得た。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.