特集 COVID-19流行下の助産ケア
—対談—パンデミックの最前線でケアを担う看護職の働く環境を守る—COVID-19流行下における2つの職能団体の取り組み
福井 トシ子
1
,
島田 真理恵
2
1公益社団法人日本看護協会
2公益社団法人日本助産師会
pp.50-57
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201968
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新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)流行下においては,ケアに携わる医療者の安全確保と職場環境維持が喫緊の課題となりました。看護職は最前線で働くエッセンシャルワーカーとして多くの人から感謝と尊敬を受ける一方で,風評被害や差別など「社会的感染症」の被害を受ける事例も残念ながら報告されました。地域では,感染予防のために助産ケアや母子保健活動そのものの機会が制限される事態も起こりました。
そんな中,日本看護協会と日本助産師会は,助産師をはじめ看護職が安心して働くことができる環境を守るため,さまざまな取り組みを行ってきました。また日本助産師会は,妊産婦向け相談窓口を設置したり,オンラインでの活動を支援したりするなど,助産師の専門性を発揮し妊産婦とつなぐ活動も行いました。
日本の看護職と助産師を代表する職能団体が,COVID-19流行下でどのように現場を支えてきたのか,会長のお2人に振り返っていただきました。
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