連載 未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場・61
京都府医師会看護専門学校 助産学科
pp.382-387
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201535
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本校の沿革
京都府医師会看護専門学校(以下,本校)は京都市山科区の自然豊かな地に建っています。近隣には,紅葉で有名な毘沙門堂や醍醐寺,勧修寺,平安時代の歌人・小野小町が晩年を過ごしたと言われる随心院,学校の東隣にはジムも備わった区の体育館,西隣には緑豊かな公園があります。公園には周回約510mのジョギングコースもあります。助産師に必要な心の安寧,豊かな感性,健康な身体を作ることのできる環境が日常生活の中にあります。
本校は1920(大正9)年11月に看護学講習会として開設され,2020(令和2)年に100周年を迎える歴史と伝統のある看護師養成機関です。卒業生は1万6000名を超えました。その中でも助産師教育は,1925(大正14)年12月に産婆科の認可を受け,京都市医師会附属産婆看護婦学校として第51回生までに2023名の卒業生を輩出しています。時代の流れの中,一度閉学となった助産師教育ですが,京都府の産科医療の偏在化を助産師のマンパワーでカバーするという時代の要請を受け,2009(平成21)年に再び開学されました。現在,第12期生20名を迎えており,卒業生は204名になりました。
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