連載 りれー随筆・411
今までと,そしてこれから
松尾 真璃
1
1NPO法人いのちの応援舎
pp.332-333
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201247
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いのちの応援舎について
現在私が勤務する「NPO法人いのちの応援舎」(香川県高松市)は,2006年2月の開院以来,今年で13年目を迎えます。退職した2人の助産師が「子どもから高齢者までが集える施設を作りたいね」と語り合った夢が始まりとなりました。
ですが,銀行は退職した助産師にお金を貸してくれません。そこで,2人は全国の知り合いに「1口100万,最大5口500万円で私たちの夢を買ってくれませんか? 利子は夢です」とお手紙を出したのです。全国各地から支援してくださる多くの方がいて,1億3000万円が集まりました。そのお金が口座に振り込まれるのを見た銀行も,7000万円を追加融資してくれることになり,合計2億円で土地と建物を購入し,夢の施設が立ち上がったのです。
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