特別記事
今,新生児からの最新スキンケアを考える—エビデンスのあるケアで健康な皮膚を維持しよう
布施 明美
1
1地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター
pp.204-208
発行日 2019年3月25日
Published Date 2019/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201219
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はじめに
地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(以下,当センター)は,小児専門病院と肢体不自由児・重症心身障害児の施設を併設する,小児総合医療・福祉施設として1970年に開設されました。
1992年には,ハイリスク妊産婦から新生児まで母児一体として包括的に医療を担うため周産期部が増設され,他の医療機関で生まれた低出生体重児や病気の新生児を緊急搬送する,24時間対応可能な周産期救急医療体制を整備しました。また,患者家族支援・地域保健推進を担う地域連携・家族支援局や,臨床医学の調査・研究を行う臨床研究所が設けられています。長期入院患者の義務教育を行うための県立横浜南養護学校も敷地内に併設しています。病床数は病院329床と施設90床の計419床で,看護単位は19,職員数は総勢1168名です。
年間の分娩件数は450〜500件程度,産科救急入院患者数は年間161人で,新生児救急搬送は100〜150人程度です。現在は周産期部門の改築を行っており,改築後はNICU27床,GCU27床となり,母親が寝ながら子どもと過ごすことのできる母児同室も6床増設する予定です。
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