連載 りれー随筆・403
ワークキャンプからつながる女性支援活動
斉藤 麻友佳
1
1ぶどうの木助産院
pp.648-649
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201076
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兼高さんに憧れて
私は中学生の時に,学校の職員室に貼ってあったユニセフのポスターを見ては,「将来干ばつで飢え渇きに苦しむ人のいるところに行って働きたい」と思っていました。そしてある日,どんな方法で行くことができるのかという相談内容の手紙をユニセフに出しました。1か月ほどすると,ユニセフの日本人の職員の方から,看護師になって途上国で働く方法があること,そして看護師になるための過程について,丁寧に書かれた返信が届きました。
看護師を志した私ですが,高校の理系分野の勉強が難しく,向かいに住む小学校の教員をしていた方に,時間を見つけては数学を教えてもらいました。私がアジア・アフリカなどの国に興味があることを話していたため,高校2年の夏休み前,向かいの先生が,NGO「日本国際飢餓対策機構」(JIFH)のワークキャンプの情報を教えてくれました。
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