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pp.342-345
発行日 2015年4月25日
Published Date 2015/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200183
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赤ちゃんポストに男児遺棄「自宅出産の危険性周知を」
熊本市西区の慈恵病院が運用する「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に2014年10月,男児の遺体が遺棄された事件を受け,ゆりかごの運用状況を検証する市の専門部会は,全国の行政や医療機関に対し,助産師らが立ち会わない自宅出産の危険性の周知などに取り組むよう求める提言をまとめた。
提言では,事件について「ゆりかごへの預け入れを前提とした自宅出産ではなかったが,医療機関で出産していれば,死亡せずにすんだかもしれない」と指摘。そのうえで,①妊産婦健診の未受診出産や自宅出産の危険性の周知に努める,②妊娠などに関する相談窓口を利用しやすいよう改善することなどを求めた。
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