連載 未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場・4
神戸市看護大学助産学専攻科
pp.318-321
発行日 2015年4月25日
Published Date 2015/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200176
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「こんな助産師になってほしい」の思いを形に
神戸市看護大学(写真1)は,阪神・淡路大震災の翌年の1996年につくられた公立の看護単科大学です。助産学専攻科は,本学開学10年目の2005年に日本初の4年制大学専攻科として開設しました。
専攻科の教育理念は「周産期のみならずライフサイクル全般にある女性,乳幼児,家族そして地域社会を対象に,すべての女性に寄り添い,女性の内なる力を信じ,人間性を重視したケア・支援を行なう専門職を育成する。特に,問題解決能力,判断力はもとより,実践能力を重視した教育を行ない,地域に生きる女性とその子どもや家族の継続したケア能力,地域母子保健活動,女性の人権を基盤としたウィメンズヘルスを推進できる能力,助産師として自律し,自立した専門職としての役割を遂行する能力を有する助産師を育成する」ことです。有言実行,この教育理念を体現すべく,現在7名の教員が助産師教育に当たっています。
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