連載 助産よもやも話・19
会陰保護は必要でしょうか?
進 純郎
pp.918-921
発行日 2014年10月25日
Published Date 2014/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200017
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人類誕生の歴史
人類が出現したのは約1000万年前ですが,人間とチンパンジーの遺伝子は約500万〜600万年前に共通の祖先から分かれ,今から320万〜360万年前アウストラロピテクス・アファレンシス(脳容量は500cc)が出現しました。でも,アファレンシスを人間と呼ぶには程遠く,今から約150万年前に人類の祖先であるホモ・エレクトゥス(脳容量は1000cc)がようやく出現しました。それから130万年後の,今から20万年前に脳容量が1400ccのホモ・サピエンスがついに出現しました。ホモ・エレクトゥスとは「二足歩行をするヒト」,ホモ・サピエンスとは「考えるヒト」という意味です。人類史的には私たちはホモ・エレクトゥスの子孫ということになりますが,狭義ではホモ・サピエンスの子孫です。
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