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『妊婦健診に一歩差がつく 産科超音波検査』
小笹 幸子
1
1聖バルナバ助産師学院教務部
pp.609
発行日 2014年7月25日
Published Date 2014/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102855
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自信をもって産科超音波検査ができその結果を保健相談にいかせる
助産師は対象妊婦の健康診査から,ガイドラインにしたがって,対象妊婦を独自で管理してよいのか,産婦人科医が管理すべきかの識別ができなくてはならない。包括的な胎児の健康状態の評価法として,バイオフィジカル・プロファイル・スコアなどがあり,胎児心拍数モニタリングと産科超音波の所見の判読が求められている。助産師国家試験出題基準にも,母体,胎児の健康診査に必要な検査についての基礎知識として,超音波検査機器の使用法・超音波胎児計測・超音波血流計測がある。
その一方,法的な整備はなく,看護では画像そのものを判読し判断する経験をしてきていない。初学者にとって,超音波画像の白黒やカラードプラーの映像は,妊婦さんと同様,説明されるまで「なにがなんやらさっぱりわからない」のである。
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