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―第5回北網地区医療従事者交流研修会―若年出産のケア・家族への対応を考える
田中 和子
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1日本赤十字北海道看護大学母性看護学領域
pp.578-579
発行日 2013年7月25日
Published Date 2013/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102523
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地域がかかえる問題からテーマを設定
北海道北網地区は,年間約1200件の分娩件数を有する。分娩を扱う施設は減少しているが,この地区では各医療機関との調整が取れており,幸い緊急時においても,たらいまわしということはなく,受け入れ先の病院が決められているためスムーズに対応されている。
しかし,稀少ではあるが急速な分娩進行で病院施設にたどり着くまでに出産に至る事例があり,この地区では平成20年から本大学で救急救命士に対する周産期救急の研修を開催している。そのなかで,対象が未受診で分娩に至る事例や,母体が若年であることで対応に困ることがあるとの現場の意見があったため,今回は「若年出産のケア・家族への対応を考える」というテーマで研修開催に至った。
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